市立幼稚園の充実についての請願 |
- 2003/11/28
- 宝塚市立幼稚園PTA会長会からの請願をお預かりし、先日の「児童福祉施設入所児等助成事業制度の堅持を求める請願」とともに、今日、市議会議長宛に提出しました。今回の事務事業見直し案に対して、本当にたくさんの市民が不安をおぼえていることをしっかり伝えていきたいと思います。月曜日には、他の議員さんたちにも理解深めてもらえるように、各会派をまわる予定です。
<請願の趣旨>
かねてよりの懸案事項でありました4歳児の待機幼児の件につきまして、来年度は市立幼稚園の4歳児定員を90名増員していただき、大変感謝しております。
しかし、今秋10月の一斉募集の段階で、良元・末成・仁川の各園で合計36名の定員オーバーとなりました。また、安倉・小浜・長尾南の3園でも合計20名の待機者がでております。定員に余裕がある園で12月初旬に行われる追加募集で、これらの待機者が減ることを期待しております。人数的には、待機者の数より余裕定員の方が多い状況で、昨年のことを考えますと、とても状況は改善されており、改めて感謝いたします。
ただし、問題点も残りました。広報たからづかで、徒歩で通園できる園を選んでくださいと告げられているように、市立幼稚園は自宅から園までを毎日保護者と一緒に徒歩で往復することを教育の一環としております。待機者の中には、第一希望園以外は徒歩通園不可能という事情をかかえておられる方も多く、それらの方々が自宅より遠い園に入園される場合、通園方法に徒歩以外の手段がなくてはなりません。
4歳児は、丁度集団を求める年頃です。また、常に保護者の目の届く所ばかりで遊ぶより、少し冒険をしてみたくなる年頃でもあります。
今、市の財政はとても厳しい状況にあることを承知しております。しかし、将来的な目標として、すべての宝塚市民の子どもは、その家庭が望むのであれば4歳の春には自宅近くの市立幼稚園への入園が認められるという状態に、できる範囲で着実に近づいていけますよう、お力添えをいただきたくお願い申し上げます。
そして、他の市町村に類を見ない充実した研修制度を誇る宝塚市の市立幼稚園がますます発展し、そこからたくさんの素晴らしい市民が育ちますように、市政にかかわる皆様方の更なるご支援を、重ねてお願い申し上げます。
■ 請願の項目
1 市立幼稚園の待機幼児の解消への地道な工夫と努力をお願いします。
2 市立幼稚園の研修制度の更なる発展を望みます。
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