臨時議会 |
- 2004/03/30
- 今回の再議の意味は?
地方自治法は、予算や条例などの議会の議決に異議がある場合、市長の再議権を認めています。しかし、それは議決に「瑕疵」(かし→きず・欠点)があってはならないからです。今回私たち17人の議員が賛成し可決した修正案に瑕疵はあったのでしょうか。
今日の議会前に市長から再提案がありました。その妥協案内容は修正案とわずか1000万円ほどの差。
それならば、なぜ修正案がダメなのか???
また、それならばなぜ予算を組む段階での微調整ができなかったのか???
25日に修正可決された予算は今日再び採決。
18人賛成。2/3以上の賛成を得ることができず否決されました。残念です。
しかし、かなりの部分での市長側の譲歩には「実」があると判断しました。
◇地域児童育成会条例は修正案どおり(17年4月より月額4000円)
◇原爆被害者の会補助金(削減なし現行どおり)
◇伊丹朝鮮初級学校児童保護者就学補助金(削減なし現行どおり)
◇私立幼稚園就園奨励費補助(30%削減を15%に)
◇公私立保育所保育料の引き上げ(3年で国基準の90%を85%までとする。来年は80%・その後検討する)
◇児童福祉施設入所児等助成金(30%削減・制度は存続)
◇私立保育所助成金(園児一人あたりの助成額8000円を7000円に減額)
緊張の議会が終わりました。文教厚生常任委員会・予算委員会・本会議。
自分の力のなさへの無力感と、弱いけれども市民とともに心ひとつにやってこれた満足感・・・不思議な気持ちです。
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