5.よりよい学校改築にむけて
 
■@長尾小学校改築基本設計の審査方法について

 はじめに、長尾小学校改築基本設計の簡易公募型プロポーザル審査方式についてお伺いいたします。
 プロポーザル方式とは、設計者の発想や解決方法・経験を技術提案書により審査し、設計者を選ぶということだそうです。
 つまり、最低金額ではなくて「内容で決める」ということですね。
 従来の競争入札や設計コンペ方式、あるいは特定の建築家に依頼する方式ではなく、このプロポーザル方式となった理由や経過をお聞かせください。
<当局答弁>
  (後日、掲載予定)。
 
よりよい学校改築 2次質問
  長尾小学校改築委員会では、決定された設計者と技術提案書について説明を受け、大変喜んでいるとのことです。しかし、ひとことの注意書きが波紋をよんでいます。すなわち、「これらの案はあくまでも技術提案書ですので、この通り改築計画が実施されるわけではありません。これからヒアリングを行い決定してくものです。」
 このヒアリングとは誰と誰のヒアリングなのでしょうか。
 たとえ素晴らしい案でも、この通り実施されるわけではありません。・・・というのは、夢物語に等しいわけですか。審査委員会は、実現性がないと承知のうえでこの設計者を選んだのでしょうか。
 なんだか私には納得がいかないのです。
 プロポーザルの提案書を私も見ました。耐震安全性は勿論、環境に優しく 人に優しいユニバーサルデザインの学校・・・と夢はふくらみます。なかでも、植木のまち 山本ならではの「みどりの芝生グラウンド」の提案は、想像するだけで心躍る気分にさせてくれます。
 中央教育審議会のスポーツ・青少年分科会で、子どもの体力向上の方策として、校庭の芝生化が議論されました。中間報告案には、「子どもが体を動かしたくなる気持ちを持つとともに、思い切って体を動かすことができるよう、学校や社会体育施設の芝生化が重要」というように書かれてあります。
 今年の1月に、子育て・教育・高齢社会問題特別委員会で視察に行きました 東京都杉並区の冊子に「校庭の全面芝生」の和泉小学校が紹介されてありました。区の21世紀ビジョンの一環として実現した試みです。1年中緑が変わらない「スポーツターフ」という洋芝の維持管理は、児童・教職員・地域住民やNPO、学生などの手で行われているそうです。
 「休み時間になると、裸足で校庭に飛び出し、追いかけっこをしたり、寝ころんだりする子どもたち。怪我をする子どもが減ったのは勿論、芝生とふれ合うことで、子どもたちはリラックスし、心と身体にゆとりをかんじている。」とホームページに書かれてありました。
 また、兵庫県内の神戸市立桜の宮小学校でも「芝生スピリット神戸」というNPO法人とともに、校庭の芝生を守り育てているそうです。 
 日本サッカー協会の川渕三郎会長の、芝生の広場に寄せる思いを語った言葉がありますのでそれを紹介します。
 映画「Field of Dreams」にこういうセリフがありました。〜「それを作れば、彼がやってくる」〜
芝生の上では子どもも大人も飛んだり跳ねたり転げたり。そう、みんなが集まって、気軽に遊べる「芝生の広場」を目指したいと思っています。
 このように、地域コミュニティーのふれあいの場としても大変有効であり、活性化効果が期待できます。
 しかし、長尾小学校の説明会において、芝生は維持管理にお金がかかるから実現不可能という結論が先に出されたやに聞いています。実現性の検討もされないまま最初から切っていくのであれば、やはり「絵に描いた餅」何のためのプロポーザルなのか・・と思わざるをえません。
 新しい試みを取り入れていくには、行政も学校現場も、従来の枠から一歩踏み出す勇気が必要ではないでしょうか。長尾小学校改築について、今後の課題と取り組みについてお伺いいたします。
<当局答弁>
  (後日、掲載予定)。
 
 

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