議会報告 北野さと子の一般質問及び主な答弁 〜抜粋
 
平成21年9月、宝塚市議会本会議が開催されました。

私の質疑および当局の答弁をご報告します。(抜粋)

  一 般 質 問
1.宝塚市の 観光と文化の発信 について 
(1)観光議員連盟で観光マップの現地を視察した。歴史ある宝塚の文化遺産を、もっと市民にわかりやすく 公開していけるような取り組みができないか。
「手塚治虫記念館」開館15周年にあわせて取り組まれている「リボンの騎士プロジェクト」事業の現状は
■市長 (答弁)
本年5月にサファイアをイメージした観光大使を任命し、ひょうごツーリズムセミナー、特別住民票販売など、数々のイベントでPRを行っている。さらに公式ブログを開設し、観光大使自身の言葉で本市の魅力を発信している。
(2)今後の方向性は
■市長
  手塚治虫記念館の基本テーマである自然への愛、命の尊さ、平和を、リボンの騎士サファイアとして表現していくとともに、本市の魅力をアピールする観光大使として活躍してもらいたいと考えている。
 要望
これからもっと市民や子どもたちに親しまれるような取り組みを。清荒神のゆるキャラ「さんぽ龍」もいいキャラクターだ。
 

 
2.働きやすい職場環境整備について 
(1)職員・教職員へのパワー・ハラスメント防止と、相談体制、メンタル・ヘルス・ケア等の対応について
■市長
  人事院からの情報提供を踏まえて、パワーハラスメントの概念や具体例などについて、管理職員をはじめとして職員に広く周知し、問題認識および発生防止に努めていく。健康相談室において、心の健康相談、カウンセリング相談を実施する。
■教育長
  本市の取り扱い指針を早期に策定し、相談体制を整え、研修機会をもち未然防止に取り組む。
 要望
 仲良くできてお互いが目標を持ち、働きやすいように、「ハラスメントのない職場環境を創りあげる」・・・
ひいてはそのことが、職場が元気になり、市民サービスの向上や、子どもたちの教育環境向上に直結する。
 教職員においては、県の指針にそって具体的な取り組みが進みつつあるようだが、市職員に対する研修も早急に進めてほしい。
 

 
3.新型インフルエンザ対策について 
(1)市内の現状と秋以降のインフルエンザ対策について。
  新型インフルエンザ対策行動計画策定経過は。
■市長
  まずかかりつけ医師の指示に従い受診していただく。重症患者の入院病床確保については、県において公立医療機関等への協力要請し、病床を確保する。新型インフルエンザ対策行動計画は作成中。早急につくることを約束する。
■病院管理事業者
  秋以降のインフルエンザ対策では、今後患者が増えることが予測されるので、救急外来等を一部改修して、インフルエンザ患者専用の待合室・診察室を設置した。
関係機関と協議のうえ、院内外の状況を見ながら重症患者の受け入れに努めていく。
(2)学校は、集団感染の場として常に危険をはらんでいる。
  市内の学校園における現在の状況と、教育委員会としての組織対応、そして今後についてどうか。
  さらに、保育所や地域児童育成会における対応については。
■教育長
  対策本部を設置し、対応マニュアルの作成し、医師会との学級閉鎖等基準の協議、マスク、消毒液の配布を行っている。各学校園には、感染拡大防止策として
健康状態や発生状況を的確に把握し、きめ細やかな生活指導を行うよう周知徹底する。
■市長
  保育所において休業する場合には、家庭保育の協力を求めながらも、各保育所で受け入れ態勢を整えることや、特定の保育所を指定して受け入れるなど、保育の確保に努めていく。
 2次質問
(2)−1
介護職の不安や介護現場への対応について
■市長
  介護従事者のら罹患や事業所の休業対応では、代替サービスの提供がスムーズにできるよう、各事業所に要請し協議している。
  2次質問 - 要望
弱者に関わる仕事に従事する人のワクチン優先接種など配慮もお願いしたい。
市役所等各職場が、機能不全にならないように業務継続計画の作成を。
(2)−2
運動会、修学旅行、自然学校、音楽会など
さまざまな大きな行事が目白押しの2学期。
そして冬が近づけば入学試験への不安も広がっていくことになる。子どもたちに大きな負担がかからないように、インフルエンザと学校行事について、今後の方針は。
■教育長

 

学校園と校医や関係諸機関が連携しながら迅速な対応をしていく。
  2次質問 - 要望
各学校では、ぜんそくなどの持病を持って重篤化のリスクの高い子どもたちがたくさんいると思う。適切な配慮をお願いしたい。
 

 
4.水路について 

沖縄県那覇市では、鉄砲水のため、ガーブ川排水路で作業員5人が、地下水路内に流され4人が犠牲となった。兵庫県作用町では、増水した水路に避難途中の家族が、転落して亡くなる事故が起きた。
宝塚市においても、8月1日に、短時間集中的な豪雨があり、一部住民が避難する事態となった。

(1)水路に転落する事故を防ぐため「日常の安全確保」はどのようにしているのか。
■上下水道管理者
  転落を未然に防ぐ安全施設の設置が基本。
(2)また、豪雨時に誤って水路に転落することも考えられるが、「水害時や増水に備えた対応」はどのようになっているのか。
■上下水道管理者
  主要な箇所やオープンの水路が、暗渠に変わる箇所等に流されるのを防ぐ効果のあるスクリーンを設置する等の安全対策を実施。
 2次質問
(4)−1
水路に簡易な蓋がけをして物を置いたりしている例もあるようだが、水害時などに危険ではないかと心配の声がある。どのように把握しているのか。
■上下水道管理者
  危険性のあるものについては、パトロールで発見すれば勧告をしたり、近隣から苦情があれば即時対応している。
(4)−2
2006年の7月に、「水路の占用」に関する住民監査請求があった。それは、水路の蓋がけ部分を長年にわたって自家用車駐車場として使っている事案で、不法占拠に当たるということ。
宝塚市がその不当占拠に対して、違法もしくは不当に財産の管理を怠る行為を行っている・・・という内容。
この請求は、財務会計上の行為と認めがたく、住民監査請求としてはその対象外として却下となったが、上下水道事業管理者に対しては、『このような状態を放置することは、水路管理行政上からも、また、市民感情の面からも大きな問題といわざるを得ない。条例に基づく監督処分の発動や実効性のある対策を十分検討し、不法占拠の是正・防止に努めるように。』
と提起された。
条例に基づく監督処分の発動や実効性のある対策を十分検討されたのか。不法占拠の是正・防止に努めているのか。
■上下水道管理者
  長い間不法占用されているケースでは、対応に苦慮。条例どおり5年ごとに更新手続きをするよう是正。
  2次質問 - 要望
更新時がいい指導の機会であるので、不法占用の場合は厳しく指導して、安全についての配慮もお願いしたい。
   
 
 

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