議会報告 北野さと子の一般質問及び主な答弁 〜抜粋
 
平成25年6月、宝塚市議会本会議が開催されました。

私の質疑および当局の答弁をご報告します。(抜粋)

  一 般 質 問
       
1. 夢に向かって躍動するまち について
  (1) 自立支援プログラムと就労支援の取り組みについて
  トリプル周年を飛躍の年にするため の方策と、わがま ちにどのような将 来ビジョンを描い ているのか。
      ●市長答弁
      トリプル周年を契機として、市民のみなさまが築き上げてきた文化を再認識し、さらに まちづくりの原動力となる郷土への愛着を高めてもらうため、できるだけ多くの市民の参 画をいただき記憶に残る周年事業を実施する。「住み続けたい、関わり続けたい、訪れて みたいまちづくり」をコンセプトに、市民のみなさまとともに取り組んでいく。
※トリプル周年
(宝塚市政60周年・宝塚歌劇100周年・手塚治虫記念館20 周年)
   
 2次質問
    20才のつどい事業を宝塚大劇場で行うことができれば、宝塚歌劇と宝塚市の結びつきが大きくなるのではないか。
      ●副市長答弁
      多くの人が体験するいい機会にな る。詳細に検討に入りたい。
       
  (2) NTN跡地、宝塚ガーデンフィール ズ跡地について
  NTN跡地、宝塚ガーデンフィール ズ跡地に対する認識と、活力と魅力を生み出す展望について。
      ●市長答弁
      NTN宝塚製作所跡地につきましては、本庁舎に隣接している好立地条件を活かし、 本市の行政課題を解決しつつ、魅力ある都市環境の創造を図るため、当該地の一部を公 有化し、本市の発展に資する有効な土地活用を図るものである。

宝塚ガーデンフィールズ跡地は、来年20周年を迎える手塚治虫記念館に隣接してお り、宝塚大劇場や文化創造館などが立地する本市の観光、文化、商業の中心地。緑をは じめとする現在の良好な環境をできるかぎり保全、活用し、新たな「宝塚文化」の創造 とつながるような土地活用を図るため、手塚治虫記念館の北側を対象として、土地取得 にむけた協議を阪急電鉄と進めていく。
   
 2次質問
    ガーデンフィールズ跡地は、手塚治虫記念館と文化創造館を結ぶ、面としての拡張部分として、うまく発展させるべきであると思う。
例えば、アート・文化ゾーン、社会教育ゾーン、美術館構 想、植物園構想・・・等、市民からの声もあるが、どうか 。
      ●副市長答弁
      「宝塚文化」の創造にむけた緑豊 かな公園、あるいは文化施設など 検討していきたい。
       

2. 教育・子ども施策 について
  (1) 教育現場におけるICTの活用について。
      ●教育長答弁
       市内で統一した校務支援ソフトを導入し、児童生徒の学籍管理、成績処 理、時間割作成などの効率化を図り、子どもたちと向き合う時間を確保す るよう努めていく。
   
 2次質問
    本 市 で の 通 知 表な ど の 電子化について 。
      ●学校教育部長答弁
      通知表の電子化については教員の勤務時間の適正化にもつな がると捉えている。学校現場と協議しながら進めていきたい。
       
  (2) 学校給食をめぐる課題について。
  「給食会計の公会計化」の実施を急ぐ べきであるが、どうか。
      ●教育長答弁
      給食費の徴収システムの調達と併せて、食材発注や徴収事務 に係る人員、組織などについて検討を進めている。
早期の公会 計化に向けて進めたい。
   
 2次質問
    公会計化と関連して、献立作成ソフトの 導入も必要ではないか。
養護学校などでは、胃ろうなど必要な子 どもたちがいる。今の看護師配置で学校園 における医療ケアが十分なのか。
      ●管理部長答弁
      栄養管理ソフトの導入と運用について調査研究を進めて いる。
      ●管理部長答弁
      養護学校に正規の看護師を配置。また、学校教育課に臨 時的任用の看護師を配置した 。
       
  (3) いじめや体罰に係る第三者委員設置について。
  社会問題化している、いじめや体罰に係る第三者委員設置について、私は以前より、川西市の子どもの人権オン ブズパーソン制度のように、条例にもとづく、常駐の相 談員と独立した機関であるオンブズパーソンが必要であると、訴えてきた。
ぜひ、これから条例化にむけた検 討もお願いしたい。
      ●市長答弁
      「いじめ及び体罰に係る子どもの人権擁 護委員を設置するとともに相談窓口も開設 した。現在はいじめや体罰に特化して要綱 で設置していますが、条例化することによ り対象範囲を子どもの人権擁護として広げ取り組んでいく。
       

3. 人権施策について
  (1) 本人通知制度について
   戸籍謄本などの請求は、原則非公開となっているが、県 内では、これを悪用した行政書士や司法書士による不正請 求事件が続発した。 これを防止するために、第三者に取得 されたことを、本人に知らせる「本人通知制度」の導入を 始めている。
宝塚市においても、早急にこの制度の導入をすべきであ ると考えるが、見解を。
      ●市長答弁
      不正請求及び不正取得は重大な人権侵 害であると認識しており、この制度を導 入することは個人情報の保護と不正取得 の抑制を図るため有効であると考えている。
基幹系システムの再構築にあわせてできるだけ早期に実施したいと考えてい る。
       

       
意 見  
  ★男女共同参画についてまとめの意見★
    少子化の問題は、女性の問題なのでしょうか。男女の問題でもあるし、社会の問題なのではないでしょうか。 フランスや北欧など、女性の就業率の高い国ほど、安心して子どもを産み、育てている実態があります。これ
らの国に共通するのは、子育て・教育にお金がかからないことと、働きながら子育てできる、安定した生活が 保障されていることです。それに対して、我が国はどうでしょう。
保育の質をさげないで、待機児童をなくさない限り、将来不安と貧困を解消しない限り、子どもを産むのは むずかしいのです。つまり、雇用と貧困をめぐる状況の解決が求められているのです。
       
 
 

→議会報告一覧にもどる

↓こちらでは、議事録全部をご覧いただくことができます。

 



Copyright 2003   kitanosatoko.com   Takarazuka-City Hyogo-pref.